20代のころは、片町にある老舗のBARでした。
雰囲気のあるとても素敵なお店だったのですが、マスターと
仲良くなった時、宗教の勧誘にあい足が遠のきました...
それからほどなくして、地元に「レフティー」さんというお店が
できバイトに小学校時代の幼なじみの女の子がいて通いました。
とても綺麗な子でした、大人になると雰囲気が変わるんだなぁ
と思いだした遅ればせの思春期...まだお店は残っていますね。
それから、自分を取り巻く環境が変わり空白の数年。
お客様からご紹介頂き通うことになった主計町の「茶屋バー」さん。
ここで今までの環境と大きく変わったのは、ママさんから
遊びにおいでと言われるようになったこと。
それから、自分でも通いお呼ばれしていつもの指定席へ...という
環境が生まれました。よっちゃん定食なるものや、いままで食べた
ことないものや、おいしいワインをたくさんいただきました。
残念ながらマスターの体調などもあり、閉店しましたが形をかえて
お店は生かされています。

これは閉店時にお手伝いさせていただいたときの写真です。
自宅の引越しもあり、新しく発見したお店が「ガレタッソ」さんでした。
新規開拓が苦手な自分は場所は、行こうと思っていたもののずっと
躊躇していました。たまに中をのぞくと、素敵な常連がカウンター
に座り、心地よさそうにお酒を飲んでしました。何度かそういう
ことを繰り返し、誰もいないときに伺ったと記憶しております。
まぁ緊張しました、前にいるのは感度の高さそうなマスター。
続々お客様も入ってきますが、素敵な方ばかり...
楽しそうに話していらっしゃいました。僕の状況を見抜いたマスター
が声をかけてくれたのがこのお店のスタートでした。

マスターが撮ってくれた友人との写真です。
それからぽつぽつと通いだし、友人を連れていくと実は知人
だったりと、通うのが楽しくなった時期。それから常連さんとも
親しくなりはじめ楽しく通えるようになりました。
音楽やカルチャー、いろんなことに精通しているマスターから
沢山学ばせてもらいました(酔っていたのであまり覚えてません涙)
いらっしゃる方は、料理店の店主さんが多くいろんなお店にも
伺えるようになりました。園のお父さんと通い悪酔いしたお父さんの
件で怒られたこともありました...
それからお客様をご紹介頂きお住まいのお世話をさせて頂いたり、
マスターのお店やご自宅の修理に伺ったこともありとてもかわいがって
頂きました。
そのマスターが先日お亡くなりになりました、まだお若かったのに。
病気と闘いながら、お店にも出ていらっしゃっていましたが体調が
悪化し闘病生活に。最後にお会いしたのは亡くなる6日前でした。
人の伝手で病院に呼ばれ面会しました。背中をさすったり手を握ったりと
1時間ほど顔を見て帰りました。あの時は小さい声ながら冗談
言ったり「髪さわってみ、赤ちゃんみたいに柔らかいぞ」なんて
いって頭をなでさしてもらったりと、いま思うととても素敵な
時間であり、最後に会えてよかったと思いました。
こういう形で行きつけのお店が消えてしまうのはとても辛いです。
マスターの二木さんには感謝しかありません。天国でも楽しい
お店作ってください。ご冥福をお祈りいたします。
二木さんに捧げます。